AWS Cloud Adoption Framework (CAF)
- クラウドの対応力向上に役立つベストプラクティスガイダンスを提供するフレームワーク。
- クラウド導入が組織の働きをどのよう に変革するかを理解しやすくし、スキルとプロセスのギャップをわかりやすくする枠組みを提供する。
- ビジネス機会を特定、優先順位を付け、AWSクラウド移行の準備状況を分析、評価もできる。
AWS Cloud Adoption Framework (CAF)
- ビジネス
- クラウドへの投資がデジタルトランスフォーメーションの野望とビジネスアウトカムの加速を支援
- 組織のビジネス目標との整合性の確認やコスト管理など、ビジネス目標を達成するための戦略を管理する。
- 人材
- テクノロジーとビジネスの架け橋となり、クラウドのジャーニーを加速させ、文化、組織構造、リーダーシップ、ワークフォースに焦点を当てながら、継続的に成長し、学習し、変化が当たり前になるような文化へと組織がより迅速に進化できるようにする
- ガバナンス
- 組織の利益を最大化し、トランスフォーメーションに関連するリスクを最小限に抑えながら、クラウドの取り組みをオーケストレートする
- 組織の戦略、リスク、準拠の要件に対応するための処理と手順を整備するための視点
- クラウド採用プロジェクトの組織的な設計、運用パフォーマンス評価、リスク管理戦略
- アプリケーションポートフォリオ、クラウド財務管理、利益管理など
- プラットフォーム
- エンタープライズグレードのスケーラブルなハイブリッドクラウドプラットフォームの構築、既存のワークロードの近代化、新しいクラウドネイティブソリューションの導入を支援
- 技術インフラストラクチャ
- プラットフォームアーキテクチャ、プラットフォームエンジニアリング、プロビジョニングとオーケストレーション、モダンアプリケーション
- データアーキテクチャ、データエンジニアリング、継続インテグレーションと継続デリバリー(CI/CD)
- オペレーション
- ビジネスニーズを満たすレベルで提供
- アプリケーションとインフラストラクチャのパフォーマンスを監視、管理し、組織が目標を達成できるようにする
- 構成管理、パッチ管理
- セキュリティ
- データやクラウドワークロードの機密性、完全性、可用性の実現を支援
- 脅威の検出、インフラストラクチャの保護、インシデント対応
- アイデンティティとアクセス管理
トランスフォーメーションジャーニー
- 構想フェーズ
- クラウドがビジネスの成果を加速するためにどのように役立つかを示すことに重点を置いている
- 連携フェーズ
- AWS CAF の 6 つのパースペクティブの機能のギャップを識別し、組織間の依存関係を特定して、ステークホルダーの懸念や課題を明らかにすることに重点を置いている。
- ローンチフェーズ
- 本番環境でのパイロットのイニシアチブをとり、段階的にビジネス価値を示すことに重点を置いる。
- スケールフェーズ
- 本番環境でのパイロットとビジネス価値を必要な規模に拡大して、クラウドへの投資によるビジネス上の利益を実現および持続させることに重点を置いている。
サーバ移行・データ移行を支援するサービス
AWS Migration Hub
- 移行の進捗状況を一元管理できるシングルウェブインターフェースを提供するサービス
- 各アプリケーションの移行ステータスをリアルタイムで確認したり、移行進行中の問題を早期に特定したりすることができる
- AWSの移行ツールだけでなく、サードパーティ製の移行ツールも対象にできる
AWS Application Discovery Service
- オンプレミスのデータセンターの構成、使用状況、動作データを収集し、AWSへの移行計画を支援するサービス
- オンプレミスデータセンターのアプリケーション、サーバ、データベースといったリソース情報を収集する
- ホスト名、IPアドレス、Macアドレスなどの情報を提供
AWS Schema Conversion Tool
- 移行前のデータ整備用ルール
- OracleからMySQLなどのように異なるデータベース間での移行を行う場合データベースのスキーマ変更が必要になる。このような異種データベース間のスキーマ変換ができるデスクトップアプリケーション
AWS Database Migration Service
- データベースを短期間に安全にAWSに移行するデータ移行サービス
AWS MGN (AWS Application Migration Service)
- ソフトウェアが構成されたサーバ環境をAWSに移行するサービス
VM Import/Export
- オンプレミス環境の仮想マシンイメージをAWSに移行するサービス
AWSクラウドへのデータ転送を支援
AWS DataSync
- オンプレミスのストレージとS3またはEFSとの間のデータ転送を自動化するサービス
- エンドツーエンドのデータ検証と、転送中の自動的なデータ暗号化が提供
- 非構造化データにも対応
AWS Transfer Family
- SFTP、FTP、FTPSに対応したデータ転送サービス
AWS Snow Family
- オンプレミスから直接移行データを取得して、AWSに移行できる
- データ移行やエッジコンピューティング用の物理的なデバイスを提供するサービス
AWS Snowball
- Snowballは旧型アプライアンスで、現在はSnowball Edgeアプライアンスを提供
Snowball Edge
- 継続的なネットワークの場合や大量のデータをAWSに転送する必要がある場合に物理的なデバイスを使用して転送
- Snowball EdgeデバイスからAmazon S3へのデータ転送は無料、その逆(Amazon S3からSnowball Edgeへのデータ転送)は有料
- コンピューティング機能とストレージ機能
- Snowball Edge Storage Optimized
- ブロックストレージとAmazon S3と互換性のあるオブジェクトストレージを提供
- 80TBの容量があり、1台で50TBのデータ移行が可能
- Snowball Edge Compute Optimized
- 切断された環境における高度な機械学習およびフルモーションビデオ分析などのユースケースのためブロックストレージとオブジェクトストレージ、オプションの GPU を提供
- データ容量は約40TB(利用可能容量は28TB)
Snowmobile
- ペタバイトなどの大容量のデータをAWSに転送する
- インターネット接続ない場合、後でまとめて転送する場合に利用できる
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